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フェンシング世界ベテラン選手権に行ってきました

World Veteran Fencing Championships 参戦記録+諸々

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予選プール(その2)

「地球の裏側まで行って、1本も取れなかったらどうしよう」
昨年、ベテラン選手権を目指すことを再度(再度の意味は別の機会に)決めた後に、
何度か思ったことです。

カナダの選手との試合が始まります。
深めの攻撃を仕掛けてきます。
私のパラッドシクスト、リポステが決まります。

まずは1本取りました。肩の荷が降りるというか、最悪の事態はもうありません。

2本目、再び深めの攻撃を仕掛けてきます。上腕にコントルを出します。
簡単に決まります。

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フェンシングを知らないYさんとKさんに解説しますと
深めの攻撃って胸を狙った攻撃のことです。
パラッド・・・って、相手の剣を剣で除けてから突いたってことです。
コントルって、英語だとカウンターです。
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2-0でリードです。
私の気持ちは「1本も取れなかったらどうしよう」から「こいつ、弱いよ。5-0で勝ってやる。」に
変わります。

再び、胸を狙った攻撃を仕掛けてきます。
パラッドカルトリポステ、決まったと思ったら相手のルミーズが残ります。
これで2-1

再び同じような攻撃を仕掛けてきます。今度はコントルを出します。
ポイントが定まりません。アタックを食らってしまいます。
これで2-2です。

 お互いに決め手なくタイムアップです。

1本勝負のプライオリティは私が取りました。

で、同じようなアタックを食らって3-2
初戦、黒星スタートです。

今回、国内予選でも最初2~3本調子よく取った後、逆戦されることがよくありました。
技術よりもメンタル面での課題と思っています。

まずは負けてはいけない相手に負けてしまいました。

観戦して頂いていた(と言うかビデオを取って頂いていた方)から
動きが硬いと指摘を頂きます。緊張していないつもりでしたが
無駄な力が入っていたようです。



予選プール(その1)

10/4 9:00からまず予選が始まります。

予選は7人ごとの総当り戦です。約20%の選手が予選落ちします。
今回、50代♂エペは60人上がりです。

つまりは、予選を勝ち上がると、ベスト64トーナメントとなり、
予選1位から4位まではシードされベスト32トーナメントからの開始になります。

0勝では当然、勝ち上がれません。1勝で勝ちあがれる場合もあれば2勝でも予選落ちする場合もあります。

私のプールはスウエーデンの選手とカナダの選手の試合から始まります。
スウエーデンの選手が簡単に勝ちます。オランダさんの言う「ビッグネーム」がスウエーデンの選手であることは明白です。

次が私とスペインの選手との試合です。
ワイヤーをつないでピストにあがると、主審がなにか言って来ます。
どうも「お前じゃない」と言っているようです。
よくわかりません。

スコアーカードを見せられ、ようやく理解します。
スペインの選手は棄権です。

ワイヤーを外していると、オランダさんが寄ってきます。
オランダさん「どうしたの?」
私「ひとりリタイアだって」
オランダさん「リタイア?abstentionのこと」
私「あ、そうabstention」
英語は得意ではありません。
ですが、オランダさんと私の共通の話題はひとつだけですので
なんとなく判ります。

ポーランド対スロバキアの巨漢対決が始まります。
ポーランドの選手のほうが実力上位のようです。

次がビッグネーム対オランダさんです。
オランダさん、惨敗です。

次がやっと私の番です。
カナダの選手とです。




        
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