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フェンシング世界ベテラン選手権に行ってきました

World Veteran Fencing Championships 参戦記録+諸々

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ヴァルナ観光(9) 大聖堂

考古学博物館を出た時点でほぼ17時になろうとしていました。

最後に大聖堂に行ってもらいます。
ヴァルナの大聖堂は「生神女就寝大聖堂」という名称で日本語のWikipediaにも記載があります。「生神女就寝大聖堂」は英語では"Dormition of the Mother of God Cathedral"ですね。英語のサイトでは 単にVarna Cathedralと記述されることが多いです。

タクシー運転手にも「Cathedral」だけで通じます。



入場は無料ですが、寄付を求めてきます。
1レフのコインが有ったので、1レフ渡しました。同行者は4レヴァ渡しています。
「写真を撮るなら4レヴァ」と言われたようです。私も同じことを言われたかもしれませんが、気がつきませんでした。寄付の強要は若干、感じ悪かったですが、大聖堂の中では結婚式が行われています。
すばらしかったのは聖歌隊の「なま歌」です。1レフをはるかに超える価値がありました。

正教会の大聖堂ですので日本ではニコライ堂に相当する建物です。(多分)
「日本語Wikiにも記載のあるヴァルナのシンボル」ですが、
観光の対象としての価値は長崎の浦上天主堂と同程度でしょうか。

バルセロナに「 サンタ・エウラリア大聖堂」という見事な大聖堂があります。
でも、観光地としてはサグラダファミリアやグエル公園には遠く及びません。
それどころかバルセロナの観光スポットとしては「カンプ・ノウ」未満です。

リスボンに「リスボン大聖堂」という「大聖堂」があります。
ここも観光スポットとしては優先度低です。

イスタンブールでは、同レベルのモスクをすべて見て回るのはとても無理です。

でもヴァルナのシンボルです。
夜のライトアップされた姿も悪くありません。
ヴァルナに着たら、少なくとも外からは見ましょう。

ネットで「133段の螺旋階段で鐘楼に登ることが可能」との記述を事前に見つけました。
ですが、「テロ対策で昇れない」とのことでした。

ヴァルナ観光(8) 考古学博物館

次は考古学博物館に行きます。

ヴァルナ市内には複数の博物館があります。

中でも有名なのが、考古学博物館と海軍博物館、その次が民族誌博物館のようです。
(ネットで探しても、それぞれ日本語の情報は多くありません。英語のサイト・日本語のサイト共に
各博物館に複数の呼称が使われており、わかりにくいです。たとえば考古学博物館は「地方歴史博物館」という記載もあります。)

海軍博物館は改装中との情報がネットにあったので、最初から観光先から外しています。
民族誌博物館は、北海道開拓記念館未満-北海道共和町のかかし古里館以上の歴史・民族博物館と勝手に想像し、まあ優先順下げても良いかと考えていました。

考古学博物館は、試合会場からも徒歩圏ですので、必ず行く先と考えていました。

実は、ヴァルナの後、イスタンブールに2泊してきました。
イスタンブール旧市街の博物館や史跡を腹いっぱい見てきました。
ヴァルナの考古学博物館もすばらしかったですが、イスタンブールでも同種の展示を多数見たため、
どこまでがヴァルナでどこからがイスタンブールか一部、忘れてしまっています。
ですが、一見の価値はあります。私達はタクシーチャーターのリミット1時間半前に博物館に入りました。
1時間以内に見終えるつもりがリミットぎりぎりまで見学を続けました。
ヴァルナ近郊では考古学的に貴重な出土品が多数出ているとのことで、博物館の展示品もすばらしいものです。

最初の展示室から廊下に出ると、壁に日本語のポスターが掛かっています。
(撮影禁止のため、画像はありません。)
「ブルガリアの遺宝:世界最古の黄金文明展」という1982年に東京で開かれた展覧会のポスターです。(後付けでネットで探しました。もしかしたら違う展覧会のものかもしれません・・)
2008年にも日本全国7会場を巡回する「よみがえる黄金文明展」という展覧会でヴァルナ考古学博物館の所蔵品が日本に来たようです。



オフィシャル観光サイトのリンクです。
http://bulgariatravel.org/ja/object/152/Regionalen_istoricheski_muzej_Varna

ちなみに私は海外の博物館に行くと、いつもミュージアムショップでTシャツを買っています。
(品質は悪くなく、デザインもそこそこなので)ですがヴァルナの考古学博物館のミュージアムショップは「チープ」です。Tシャツを置いていないミュージアムショップを始めて見ました。


ヴァルナ観光(7) ローマ時代の浴場跡

ヴァルナ市内に戻ります。
ヴァルナ市内で見るべきところ、まずは「ローマ時代の浴場跡」です。

展望台とストーン・フォレストはタクシー運転手のお勧めでしたが、もうお勧めはないようです。
ストーン・フォレストを見終わった後、「次はどこに行きたい?」と聞いてきます。

私は「ろーまんばすに行って」と言います。ですが通じません。
数回「ろーまんばす」と言っても通じず、試しに「てるめ」と言うと、
「あぁ、ろーまんてるまえかぁ、わかったぁ」との返答、通じました。

私が事前に見ていた英語版のサイトでは「Roman Bath」という表現が多かったですが、
「てるまえ」のほうが通じるのか、あるいは私の発音の問題で通じなかったのかはわかりません。
いずれにしろ、タクシーはヴァルナ市内に戻ります。

例によってブルガリア オフィシャル観光サイトを見ると、
ヴァルナのページ(http://bulgariatravel.org/ja/object/205/Varna_grad)に
「面積7000平方メートルの、バルカン半島最大のローマ公衆浴場の跡があります。
ヨーロッパでは、ローマのカラカラ浴場、ディオクレツィアヌス浴場、
そしてドイツ・トリール市のトレヴィラ浴場に次ぐ、4番目の規模を誇ります。」
との記述があります。
http://bulgariatravel.org/ja/object/92/Rimski_termi_Varnaのページにも紹介があります。)

私と同行者は約1800年前の遺跡を堪能しました。
市内ですし、1時間未満で見終えることができますので
ヴァルナに行くことがあったら、お勧めです。
とは言え・・・・ホテルに戻った後、同行者が、他の日本人選手に
「すばらしかった。ローマ時代の浴場跡として世界第4位」とここの話をすると、
すかさず「私は1位を見たことあるよ」と言ってきました。

1位と2位はローマに。日本からは、ヴァルナよりはるかに行きやすいローマにあります。
3位のトリール(トリーアと呼ぶのが一般的です。)の浴場跡は日本から行きやすいわけではないですが
世界遺産「トリーアのローマ遺跡群、聖ペテロ大聖堂、聖母聖堂」の一部です。

4位は4位なのでしょう。
さらに4位はあくまで「規模」の話であり、質では何番目なのか・・・。
たとえば「イングランド・バースのローマ浴場を知っている日本人」と
「ヴァルナのローマ浴場を知っている日本人」なら
前者が圧倒的に多いですよね。多分。。。

「ローマ時代の遺跡を見る」を目的にヨーロッパに行くなら、当然ヴァルナではなくローマです。
でもヴァルナに行ったついでに観光なら、ここは必見です。

それからヴァルナの良いところとして・・・・・
20人程度の団体と一緒になりましたが、他の観光客はそれだけ。
遺跡はそれなりの大きさがありまので、20人は気にならず、
ゆっくりと見ることが出来ました。

反面、管理状態はあまりよくないように感じました。
観光資源を有効活用してほしいとも感じました。
頑張れヴァルナ。頑張れブルガリア。

 


ヴァルナ観光(6) ストーン・フォレスト

次に向かったのはヴァルナの市街から西に約20Km、ポビティー・カマニーです。
ヴァルナの市街を抜けた後は、延々、同じような風景が続きます。

で、唐突にそこだけに「ポビティー・カマニー/ストーン・フォレスト」が現れます。



Pobitite kamaniは「縦の石」という意味らしいですが、
他にディリクタシ奇岩群(Diliktash)、カメンナタ・ゴラという呼び方もあるようです。
ディリクタシと言う言葉の意味は判りません。カメンナタ・ゴラは岩石の森と言う意味らしいです。
英語での呼称は「Stone Forest」、タクシー運転手も私達には「Stone Forest」で通しています。

ここの情報も「ブルガリア・オフィシャル観光サイト」にあります。
http://bulgariatravel.org/ja/object/337/Dikilitash_Pobiti_kamyni

10/5は土曜日でしたが、私達が会った他の観光客は2組だけでした。
誰もいない奇岩のなかで、なんともいえない不思議な感覚でした。

観光資源としてのポテンシャルは「鬼押出し園」と同程度かと思います。
ですが「鬼押出し園」と決定的に違うのが、「だれも管理してないようにしか見えない」ところです。
道路際から入って、勝手に見て帰るだけです。

ここは「鬼押出し園」と同程度に、一見の価値があります。
言い換えると、一般の観光客であれば、わざわざ海外からそれ目当てに行くところではありません。
でも、「軽井沢に行って、1日、時間があるなら、鬼押出し園を見てきたら」と同程度に
「ヴァルナで1日、時間があるなら」お勧めです。 

ここの地形がどのように出来たかは、
http://www.varna-bg.com/museums/pobitikamani/st_f_uk.html
に記述があります。


ヴァルナ観光(5) エフクシノグラド離宮と展望台(その2)

エフクシノグラド離宮に戻ります。ヴァルナ市街を通り抜け、再び黒海沿いに北上します。エフクシノグラド離宮はコンスタンティン・ヘレナの手前にあります。

観光は5~20名の団体での1時間半、ガイド付きで庭園と宮殿の中を廻ります。
私達はブルガリア人の中に飛び入りです。当然、ガイドさんは外人混入を想定していません。
一応、聞いてみます。「Do you speak English?」
笑いながら、Noと答えてきます。
ドイツ語を話せるかも聞いてみます。「Sprechen Sie Deutsch?」
黙って笑っています。
話しかけるのはやめることにしました。

庭園を10数人で廻ります。
時折、ガイドさんのブルガリア語(と思われるが確証なし)の説明があります。
一番後ろで邪魔にならないようにしています。
 
 
 



ここも事前に調べた範囲では、行きたいと思っていたところですが、
庭園はハウステンボスを間延びさせた感じです。
最近、水戸の偕楽園に行く機会がありましたが「庭園」は偕楽園の勝ち。
(って、こういう言い方は良くないかもしれませんが・・・・・)

宮殿は・・・氷川丸を思い出しました。
やはりヨーロッパ各地のメジャーな宮殿とは比較になりません。
ウィーン空港トランジットなら、「宮殿」の観光はウィーンをお勧めします。
でも2度と行かないところですから、とりあえずは他の団体さんと一緒に入ることが
できただけでもよかったです。

次に向かうのは、同じく微妙な観光スポット「ストーンフォレスト/ポビティ・カマニ」です。


ヴァルナ観光(4) エフクシノグラド離宮と展望台(その1)

アラジャ修道院を見た後、タクシー運転手が「次はどこに行く?」と聞いてきます。
「Evksinograd」と答えます。
すると「壁しか見れないかもしれないかも行くか?」と聞いてきます。

ブルガリア オフィシャル観光サイト(http://bulgariatravel.org/ja/object/303/Evksinovgrad)に
「観光は5~20名の団体を構成して行われています。」との記述があります。
事前に調べていましたので、タクシー運転手が言っているのは
「2人だけだと、入れないよ」という意味であることはすぐに判りました。

とは言え、次の観光スポットはヴァルナ市内か市内を越えた逆方向の郊外です。
どうせ通り道です。「壁だけでも見たい。」と答えます。

エフクシノグラド離宮に着くと、複数の警備員がいます。
ヴァルナ市内および郊外の観光スポットの中では異質です。
他の観光スポットは「もう少しちゃんと管理したほうがいいよ。」という感じですが
ここは妙に管理されているようです。

タクシー運転手がなにやら警備員と話をします。
タクシー運転手が「2時間後に団体さんが来るので、そのタイミングなら
一緒に中に入ることができる。どうする?」と聞いてきます。
「入る」と即答します。
「じゃあ、それまで展望台に行こう」と言ってきます。
断る理由があるわけもなく、行きます。

この展望台の存在は事前に調べた範囲では判りませんでした。
ですが、タクシーチャーターでヴァルナ観光をすると定番にようです。
Team Japanの別グループの方もここに連れて行かれたようです。

展望台はヴァルナ市外を抜け、Asparuhov橋を超えたところにあります。
ヴァルナの観光サイトに複数の色でライトアップされた橋の画像がほぼ必ず出てきます。
それがAsparuhov橋です。
でも、夜に見たとき、ライトアップはされていましたが単色でした。

ともあれ、Asparuhov橋を超え数キロ、GPSデータが正しければ標高150mくらいのところに
展望台があります。
 
展望台から見るヴァルナの街はきれいでした。

前日、戦った試合会場もはっきり見えます。

ヴァルナ到着当初の「寒くて暗い街」の印象はかなり変わりました。
「ブルガリアの夏の首都・海の首都」と言われることがかろうじて判ります。

下の画像は宮島から見た広島市佐伯区、廿日市市方面です。
(ちょっと雲が多くて・・・・)
風景の質としては同じようなものです。
海越しに街があってすぐに台地や小さな山が迫る地形です。
(まあ、こちらは世界遺産からの風景なので、ありきたりの風景とまでは言いませんが・・・、
ブルガリアまで行かなくても、似た風景を見ることはできます。)

 

当たり前ですが、ヴァルナの展望台に立つことを目的に日本から行くことはあり得ません。
ですが、ヴァルナで1日観光の時間があるのであれば、お勧めします。


ヴァルナ観光(3) アラジャ修道院

アラジャ修道院は、ヴァルナのダウンタウンから約14Km、
コンスタンティン・ヘレナからさらに北にあります。
事前にヴァルナおよび日帰り可能な近郊を調べた中で一番、行きたいと思った場所です。

ヴァルナは二度と行かない場所だから、出来る限り、いろいろなものを見るつもりでいました。
で、実際、出来る限り見たのですが、ヴァルナの後に2泊したイスタンブールのインパクトが強すぎ、、
ヴァルナでの観光は今となっては、あまり印象に残っていません。

一番行きたかったアラジャ修道院も、正直なところ、もう一度行きたい場所ではありません。
とは言え、実際に見た際は、「こんなところで人間が生活をしていたのか・・・という驚きはありました。」

アラジャ修道院は岩窟修道院、岩山をくりぬいた修道院です。
ありの巣のようです。

*売店兼博物館にあった図です。実物の写真があまり良いものがなく・・、
まあ、実際に見てみて、こんな感じだったことは感じ取れました。

 
 
この岩肌をくり抜いて、部屋が作られています。

ブルガリアのオフィシャル観光サイト(注:音が出ます。)
http://bulgariatravel.org/ja/object/8/Aladja_manastir
に、詳しい情報があります。
  
ちなみにブルガリアの世界遺産のひとつに「イヴァノヴォの岩窟教会群」というのがあります。
似たようなものかと思っていたのですが、イヴァノヴォの岩窟教会群が世界遺産になった理由は
「その壁画の素晴らしさが評価されて、」ということらしいです。
アラジャ修道院には壁画はありません。

夏場(2013年は6月2日~9月28日)は観光バスで行けるようです。⇒http://www.varnacitytour.com/index.php
それ以外の時期はタクシーかレンタカーで行くしかないかと思います。
路線バスがあるような場所とは思えませんでした。(確証はありません。)


ヴァルナ観光(2) 10/5に行ったところ

10/5にタクシーチャーターで行ったところです。

1、アラジャ修道院(Aladja manastir)
2、ヴァルナを一望する展望台
3、エフクシノグラド離宮(Evksinograd)
4、ポピティ・カマニ(Stone Forest)
5、ローマ時代の浴場跡(The Romans Baths)
6、考古学博物館
7、ヴァルナ大聖堂

大聖堂で17時になりました。
その後は
大聖堂⇒試合会場⇒日本料理屋「Sushi Bar Sazae」⇒ホテル
で1日が終わりました。

観光スポットそれぞれの詳細は別に機会に紹介します。


        
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