世界ベテラン2013 本戦 振返り 2013/10/22 反省(その1) オランダさんは「知らないほうがいい」と言いましたが、 調べておくべきでした。 帰国してから、ヨーロッパベテラン選手権の結果をネットで調べてみました。 プールで対戦した5人中3人が出場していました。 スウエーデンの選手が最上位で オランダさんは中堅どころ 私が唯一勝ったスロバキアの選手は全敗していました。 ポーランドの選手は参加していませんでした。 (カナダの選手も当然参加していません。) 10/4、組み合わせは試合の3時間以上前(6時)に発表されていましたし、 私はその前に食事を済ませています。時間は十分にありました。 情報を事前に整理しておけば、相手の戦績くらいは事前に把握出来たはずです。 予選通過のために誰には必ず勝たなければいけないのか、誰には負けてもしょうがないのか(相手が格上という前提での試合運びをするべきか)を事前に把握するべきでした。そのためのネタはネットに普通に落ちていました。 本大会の参加者は日本にいる間に公式ホームページで発表されています。 参加者の情報を調べる時間は十分にありました。 たとえば、オランダフェンシング協会のページでは 数年前からのオランダさんの成績がすべて乗っています。 十分、情報を集めることができたはずです。 対戦相手のことを調べもせず、観光情報を調べていました。 これからは、公式ページで参加者が発表され次第、情報を整理のうえ、現地入りです。 観光情報は後回しです。 (・・・・・とは言え、実は、自分自身を盛り上げるためにヴァルナの観光情報は 国内予選開始前から集めていました。来年もそうします。) それにしてもヨーロッパベテラン選手権は年代ごとに40歳からで、 エペの40代、50代はそれぞれ140人以上の参加です。 ヨーロッパの選手は40代からヨーロッパ内で同世代と対戦して、50代になるとそれにアメリカ、日本、カナダから最大4人ずつ+南米やオセアニアから多くて数名が加わって世界ベテラン選手権を戦うわけですね。経験値が違いますね。 重ね重ね、経験値を少しでも埋めるための情報収集はしておくべきでした。
世界ベテラン2013 本戦 振返り 2013/10/22 決勝トーナメント(その3) 私の最終成績は60位でした。予選60位通過の選手が予選5位の選手に勝ったため、ひとつ順位を下げました。他の日本人選手は2人、決勝トーナメントに残っています。その内のひとりは私の初戦の相手だったカナダの選手に勝ち、ベスト32です。もう一方もトーナメント初戦を勝ち上がり、ベスト32です。残念ながら、そこまででした。オランダさんも2戦目で、優勝した選手に当たり、ベスト32敗退です。オランダさん「今日の内にオランダに帰ります。」私「私はもう少しヴァルナに残ります。また、来年会いましょう。」オランダさん「来年は南の島という噂だから無理かも。でも、会えるといいですね。」と言って、早々に会場を出ていきます。試合前夜ですので昨晩は酒を飲んでいません。ビールを飲みたくなりました。売店で買ってひとり飲み始めます。日本円で100円程度てす。
世界ベテラン2013 本戦 振返り 2013/10/22 決勝トーナメント(その2) 試合がはじまります。私はここでひとつミスをしました。相手を確認せずに試合に臨んでしまいました。ドイツの選手であることだけは確認しましたが、予選の戦績や順位を確認しませんでした。漠然と弱いもの同士が戦う「小山」の気分でいました。実際は60名参加のベスト64トーナメント。予選1位から4位が一回戦シード。予選5位と60位が当たります。予選59位の私の相手は当然、6位の選手です。試合が開始し、最初の得点が入るまでに50秒程度掛かりました。クードゥブルです。双方に1点です。この時、感じました。「こいつ、出てくる時、膝を突ける」と。膝へのコントルは数ヶ月間、練習してきました。私の師匠が教えて下さるフェンシングは基本的には「先後の先」を取るフェンシングです。ですが、膝へのコントルは最初からこれをやると決めて、出す技です。(一般論でそうだというのではなく、教えて頂いたやり方がその様なやり方だという意味です。)「先前の先(対の先)」を取りに行く技です。教えられて、違和感のあった技ですが国内予選でも、数回使っています。決まりました。一点目から数秒後です。2-1でリードです。で、私の初めてのベテラン選手権はここでほぼ終わります。直後に前腕への攻撃を矢継ぎ早に決められ、リードされます。それで切れてしまったと言うか、経験の浅さが出てしまいます。まだ試合時間が十分あるにも関わらず、まるで残り10秒のような攻撃を繰り返し、10-5で惨敗です。60代の日本人選手が声をかけて下さいます。「2分半で10本は取られ過ぎだよ。もっと時間を懸けて楽しまないと。」と。「楽しまないと」を「頭使わないと」に読み替えるとより良く意味が通じます。