asian Masters 2015 2015/09/23 2015/08/30 AMC三日目 三日目です。私の試合はもうありません。今回、大半の方は観光にはいかなかったようです。初日、空港からホテルまで「マニラの大渋滞」を目の当たりにし、観光する気が失せたという方もいました。東南アジアの都市の中でも、飛び抜けて治安が悪いという話もあります。観光したいところもないという方もいました。私はせっかく海外で試合をしたなら、その土地をもっと知るべきと思っています。同室の選手も基本的には同じ考えでした。同行します。9時過ぎにホテルのフロントでタクシーを呼んでもらいます。マニラ最大の観光スポットであり、第二次大戦末期、マニラの戦いの激戦地でもあるインストラムロスに向かいます。乗って少し経ってから運転手がメーターを倒していないことに気がつきます。「インストラムロスまでどのくらいかかる?」と聞くと「30分から1時間」と答えます。「で、料金はいくら?」と聞くと「700ペソ」と答えます。同乗者に私の質問の意図がわかったようです。同乗者はストレートに「メータ倒せ」と言います。運転手は「600」と言います。同乗者は日本語で「ダメダメ」と言います。運転手は「500」と言います。大雑把に言って1500円程度です。「まあ、いいか」となります。日曜なので平日ほどの渋滞はありません。1時間弱でインストラムロスにつきます。 サンチャゴ要塞、マニラ大聖堂、サン・アグスチン教会それと街中に残る戦争の傷跡を見て歩きます。教会は日曜のミサが行わており、観光客の入場は制限されていました。 マニラは第二次対戦で廃墟になっています。その時に多くの人命と多くの文化財が失われています。インストラムロスの中ではサン・アグスチン教会以外のすべての建物が破壊されました。マニラに観光資源が少ないのはそういった事情があります。そのため、マニラ最大の観光地インストラムロスもとりあえず一通り見て回るだけなら、それほど時間は掛かりません。インストラムロスを抜け、リサール公園に行きます。 天気がよかったこともあり、気持ちの良い公園です。とは言え、普通の公園です。マニラ湾を見て、試合会場に戻ることにしました。マニラ湾の夕日は「世界3大夕日」のひとつと言われています。今回、夕日を見る機会はありませんでしたが、とりあえず、マニラ湾は見て帰ることにしました。ロハス通リを抜け、アメリカ大使館の前を過ぎて、遊歩道に入ります。マニラ湾が見えてきます。そして異臭も・・。大量のゴミが浮いています。 これで観光は十分です。この時点で13時少し前です。近くに「ダイヤモンドホテル マニラ」が見えます。かつて日本の首相数名も泊まったホテルです。「マニラ湾の眺望が目前に広がる絶好の立地」らしいです。確かにこのホテルまでくると異臭はしません。流しのタクシーを拾う気はなかったので、「ダイヤモンドホテル マニラ」でタクシーを呼んでもらうことにしました。ホテルに入るには金属探知機のゲートをくぐり、ボディチェックを受けます。警備のための大きな犬もいます。若干、場違いな感じもありますが、とりあえず中に入り、タクシーを呼んでもらいます。行き先の試合会場はPhil sportで通じました。こちらのホテルでは、トラブルを避けるためにタクシースリップを書いてくれます。 運転手もメータをすぐに倒します。試合会場まで13.27Km、50分。チップ込みで220ペソ、14時に試合会場に着きました。行きの500ペソはやはり払い過ぎでした。試合会場では女子エペ団体と男子サーブル団体が始まろうとしていました。