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フェンシング世界ベテラン選手権に行ってきました

World Veteran Fencing Championships 参戦記録+諸々

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コンスタンティン・ヘレナ(3)  黒海

2010年の世界ベテラン選手権はクロアチアの片田舎で行われました。参加した諸先輩方はその時思いました。「こんなことがなければ、来るはずもないところに来た。」と。また「二度と来ることもない」と。
その翌年の世界ベテランはモロッコ開催予定でしたが社会情勢により、開催できなくなります。
で、前年と同じ、クロアチアの片田舎で開催されました。

さて2013年、私は黒海を見ました。
「まさか、自分の目で見るとは思いもしなかった黒海」そして恐らくは「2度と見ることのないはずの黒海」

夏は大賑わいのはずのコンスタンティンのビーチ・・・・・・

天気が悪いと、まさに日本海


でも天気が回復するといろいろな表情を見せてくれました。
 
 


二度と見ることのない黒海(多分)



コンスタンティン・ヘレナ(2)

日本語の情報はほとんどありませんが、英語版Wikiには辛うじて「Saints Constantine and Helena, Bulgaria」という項目があります。

2013年10月現在の記述で「Landmarks include the 16th-century Eastern Orthodox monastery of Sts. Constantine and Helena, the Euxinograd royal summer palace, park and winery, and the Sofia University Botanical Garden, also known as Ecopark Varna. 」とあります。

で、16世紀の修道院には、必ず行くつもりでした。修道院のサイトもあり、無料で入場可能、
売店でイコンを買えることも調べていました。

ホテルから5分程度です。
 
 

こじんまりとしたおもちゃのような修道院です。
中に入ります。
すぐにひと廻り・・見終わります。
売店に入ります。

穏やかながら無表情な店番の青年がいます。
「英語、しゃべれる?」と聞くと立てに首を振ります。
恐らくNOの意思表示です。
イコンを見ていると話かけてきます。「ちの?」
恐らく、「中国人?」と聞いてきたと思われ、
「いんやぁ、日本人」と答えます。
穏やかな無表情のまま「あぁ、日本人」と言った後、
私が手にしたイコンの説明をしてくれます。

「これはロシアの聖人で・・・」その後は何語かわかりません。
私がなにかを手に取るたびに、穏やかな無表情のまま、説明してくれます。
「これは○○の聖人で・・」

聞き取れません。でも妙に心地よい響きです。
気がつくと30分近く居ました。

そろそろ帰ります。でも、さすがになにか買わないと・・・。
元々、イコンを買うつもりでしたが、知らない聖人のイコンを買っても・・・・。

左にVirgin Mother & Child 右に穏やかな顔の聖人のイコンを見つけます。
右の人を指差し、「これは誰?」とたずねます。

穏やかな無表情のまま答えてくれます。「じーざすくらいすと」と。
私は思いきり恥ずかしくなりましたが、売り子さんは「穏やかな無表情」のままです。

5レヴァで買って帰ります。


コンスタンティン・ヘレナ(1)

今回泊まったホテルはヴァルナ市内ではなく、ヴァルナ近郊の「コンスタンティン・ヘレナ」にある「Grand Hotel Varna」です。
「コンスタンティン・ヘレナ」はブルガリア語表記ではСв. св. Константин и Еленаです。
ネット上の英語表記は一定ではなく、Saints Constantine and Helenaであったり、St.St. Constantine and Helenaだったりします。
日本語表記もSt.の部分は「聖」であったり「セイント」だったり一定ではありません。
まあ、日本人も英語圏の人もあまり行かない場所だからでしょうね。

街中で見つけたガイド図です。ホテルばかりです。

で、夏以外はほぼ営業していないようです。
一言で言えば、ゴーストタウンです。

Grand Hotel Varnaは「Grand Hotel Varna complex」、複数のホテル・レストランの複合体の一部です。

でも10月の時点で営業しているのは「Grand Hotel Varna」だけです。

ここも

ここも
 
ここも

Closeです。

24hの看板を掲げたスーパーも18時に閉まります。

ヨーロッパ最貧国ブルガリア、夏の首都ヴァルナ・・・ドイツ人やロシア人が夏の間に落としていく金だけでは、
最貧国を抜け出せるわけが・・・・ちょっと、さびしくなりました。


ヴァルナ観光(1) まずはタクシーチャーター

試合の翌日10/5はタクシーをチャーターしてヴァルナ市内と近郊を観光です。

タクシー料金は出国前に調べた範囲では以下のようです。
--------------------------------------
ブルガリアのタクシーは黄色で料金の表示が義務付けられている。
料金は会社によって異なる。         
初乗+走行距離もしくは初乗+時間運賃                                         通常は初乗運賃: 0.99 レヴァ      運賃: 1kmごとに0.79レヴァ(昼間)、0.89レヴァ(夜間)
時間料金(ウエイティング): 1分ごとに0.25レヴァ(昼間)⇒1時間15レヴァ、0.35レヴァ(夜間)程度

*例:タクシーチャーターでネセバル観光(3時間)をする場合。
0.99+(約100Km×2(往復)×0.79レヴァ)+(3時間ウエイティング×15レヴァ)=203.99レヴァ
≒100ユーロ

これが交渉のMAXです。
---------------------------------------

実際、掲示されていた料金は上記の通りでした。

さて、10/5 9時から17時までタクシーチャーターで観光です。
ホテルの駐車場に止まっているタクシーと交渉です。

最初の言い値は160レヴァでした。
落とし処は120と決めています。
100と言うと、すぐに120と言ってきました。
ついでに「じゃあ110」と言うと
115で決着です。

1時間のウエイティングで15レヴァですので8時間拘束ですと、走らせなくても120レヴァです。
逆に150キロ走り続けさせても120レヴァ程度です。
バルナ近郊観光で150キロは走りません。オフシーズンのヴァルナで1日115レヴァはドライバーさんにも大もうけのはずです。
復習ですが2レヴァ≒1ユーロです。
同行者と2名での観光です。ひとり30ユーロですので、ドライバーさんとwin-winです。

観光の詳細は別の記事で。

ちなみに17時に試合会場に付けてもらい、ドライバーさんを解放します。
同行者が金を渡すと、それを見ていた他のタクシーのドライバーが囃し立てます。
「旨い事やったな!!」って雰囲気です。
少なくとも100までは落とせた雰囲気です。

でも、損したとは思っていません。win-winです。
同行者はさらにチップを払おうかと言っていますがそれは止めさせて頂きました。

ちなみにドライバーさんは道中こまめにメーターを倒してレシートを出してました。
多分、ノルマは60レヴァ未満で、ノルマオーバー分は懐にダイレクトインですね!!!!!。(想像)

この日の感触では、ネセバル観光も100~120でいけそうです。この先、私の人生で
ヴァルナからネセバルに行く予定はありませんが。






ヴァルナのカラス

ヴァルナのカラスは2色です。

ハシボソガラスの亜種、ズキンガラスです。
街中やホテル周辺では、あまり見かけませんでしたが、
シーガーデン(プリモルスキ公園)に沢山いました。


イスタンブールのカラスも同種でした。
  

両替

ブルガリアはEU加盟国ですが、ユーロは採用していません。
ブルガリアの通貨はレフ(複数形レヴァ)です。
ユーロとレフは€1=1.95583レヴァ固定です。

出国前に「カードはほとんど使えない」、「ユーロもほとんど通用しない」と聞いていましたが、
ユーロは比較的通用しました。通用する場合、2レヴァ=1ユーロの設定が大半です。
タクシーでユーロを使った時は、独自レートで要求されました。
カードはショッピングモールの一部店舗では使えましたが、使えないところが多かったです。
ホテルでは円からレフへの両替はできませんでした。

とりあえずユーロを持っていればレフへの両替は容易です。
但し、ソフィアの空港でもレートが大きく異なる業者が並んでいたりしますので、比較・確認してから両替しましょう。

ヴァルナの街中にはVISAカードやMasterカードでキャッシング可能なATMが多数あります。
レフが足りなくなった場合、円からの両替よりキャッシングのほうが手軽かと思います。
但し、私が利用したときは、カードは大きな摩擦音を立て、引っかかりながらATMに入って行き、
二度と出てこないのでは?と心配になるほどでした。

(ショッピングモール Grand Mall VARNA地下の両替屋では円からの両替が可能です。)




ヴァルナ観光1

今回、大会のあった街、ヴァルナは、恐らくは2度と行かない街です。
行くとしたら、ヴァルナが再びベテラン選手権の会場として立候補するか、ハンドボールをやっている息子が日本代表になって遠征するかしたときくらいでしょう。

二度と行かない街だから、遠征中の空き時間に出来る限り、観光もします。

ヴァルナは「ブルガリアの夏の首都」もしくは「ブルガリアの海の首都」と呼ばれているそうで、
観光サイト等で調べると「黒海沿いの街」であることを強調しています。

10月1日、夏はすでに終わっています。
遠征の前半は天気が悪く、黒海は冬の日本海のようでした。観光地の面影はありません。
下の画像は海沿いのホテルです。季節営業で、すでにクローズしています。
海岸にはだれもいません。



遠征の後半、天気は持ち直し、海岸の公園のビーチもきれいです。




        
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