世界ベテラン2013 本戦 振返り 2013/10/20 決勝トーナメント(その1) 今回の世界ベテランでは、各カテゴリー・各種目とも参加者の約80%が決勝トーナメントに進みます。 たとえばサッカーの試合では、予選リーグは各グループ内の順位で決勝進出チームを決めますよね。私が学生のころはフェンシングも同じでした。当時は5人プールの3名上がりといった形式で各プール内の順位で予選通過者が決まっていました。今は(と言ってもかなり以前からですが)、①勝率②「突き数」-「被突き数」③突き数と言った要素で参加者全員を並べて順位をつけます。ですのでプール内で最下位であっても予選落ちするとは限りません。まず、勝率が最優先されます。7人プール(6試合)で1勝の選手は勝率16.7%です。私のプールは1名棄権したので1勝の勝率は20%です。0勝の選手は当然、私より下です。7人プールで1勝の選手も私より下です。0勝の選手が4人7人プールで1勝の選手は8人でした。私と同じ6人プールで1勝は私を含めて6人でした。73人中60人上がりですので6人プールで1勝の6人の中からひとりが予選落ちです。私は下から2番目59位で予選通過です。60位の選手と61の選手の差は「突き数」-「被突き数」、2本です。私と60位の選手との差は「突き数」-「被突き数」、1本。私と58位の選手との差は「突き数」-「被突き数」は同じで、突き数差が1本でした。58位の選手は私に負けたスロバキアの選手でした。オランダさんは30位、ポーランド選手はその1つ上、29位スウエーデン選手は1位上がりです。カナダ選手は48位です。今年で5年目の参加、1勝するのに3年掛かった日本人選手が声を掛けてきます。「一年目で上がれてよかった。ひとり棄権でラッキーだったね。」と。「棄権してなかったら2勝していましたよ。」と返します。もし、スペインの選手が棄権していなかったら、カナダ選手との試合も2戦目になって戦い方が違っていたかも、という思いが頭を過ぎります。なんであれ、qualifierです。ボーダーラインの上です。もう少し楽しめます。