忍者ブログ

フェンシング世界ベテラン選手権に行ってきました

World Veteran Fencing Championships 参戦記録+諸々

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


決勝トーナメント(その1)

今回の世界ベテランでは、各カテゴリー・各種目とも参加者の約80%が決勝トーナメントに進みます。



たとえばサッカーの試合では、予選リーグは各グループ内の順位で決勝進出チームを決めますよね。
私が学生のころはフェンシングも同じでした。当時は5人プールの3名上がりといった形式で
各プール内の順位で予選通過者が決まっていました。

今は(と言ってもかなり以前からですが)、
①勝率
②「突き数」-「被突き数」
③突き数
と言った要素で参加者全員を並べて順位をつけます。
ですのでプール内で最下位であっても予選落ちするとは限りません。

まず、勝率が最優先されます。
7人プール(6試合)で1勝の選手は勝率16.7%です。
私のプールは1名棄権したので1勝の勝率は20%です。

0勝の選手は当然、私より下です。
7人プールで1勝の選手も私より下です。

0勝の選手が4人
7人プールで1勝の選手は8人でした。
私と同じ6人プールで1勝は私を含めて6人でした。

73人中60人上がりですので
6人プールで1勝の6人の中からひとりが予選落ちです。

私は下から2番目59位で予選通過です。

60位の選手と61の選手の差は「突き数」-「被突き数」、2本です。

私と60位の選手との差は「突き数」-「被突き数」、1本。
私と58位の選手との差は「突き数」-「被突き数」は同じで、突き数差が1本でした。

58位の選手は私に負けたスロバキアの選手でした。
オランダさんは30位、ポーランド選手はその1つ上、29位
スウエーデン選手は1位上がりです。
カナダ選手は48位です。

今年で5年目の参加、1勝するのに3年掛かった日本人選手が声を掛けてきます。
「一年目で上がれてよかった。ひとり棄権でラッキーだったね。」と。
「棄権してなかったら2勝していましたよ。」と返します。
もし、スペインの選手が棄権していなかったら、カナダ選手との試合も2戦目になって
戦い方が違っていたかも、という思いが頭を過ぎります。

なんであれ、qualifierです。ボーダーラインの上です。もう少し楽しめます。










        
PR