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World Veteran Fencing Championships 参戦記録+諸々
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ヴァルナ市内に戻ります。
ヴァルナ市内で見るべきところ、まずは「ローマ時代の浴場跡」です。
展望台とストーン・フォレストはタクシー運転手のお勧めでしたが、もうお勧めはないようです。
ストーン・フォレストを見終わった後、「次はどこに行きたい?」と聞いてきます。
私は「ろーまんばすに行って」と言います。ですが通じません。
数回「ろーまんばす」と言っても通じず、試しに「てるめ」と言うと、
「あぁ、ろーまんてるまえかぁ、わかったぁ」との返答、通じました。
私が事前に見ていた英語版のサイトでは「Roman Bath」という表現が多かったですが、
「てるまえ」のほうが通じるのか、あるいは私の発音の問題で通じなかったのかはわかりません。
いずれにしろ、タクシーはヴァルナ市内に戻ります。
例によってブルガリア オフィシャル観光サイトを見ると、
ヴァルナのページ(http://bulgariatravel.org/ja/object/205/Varna_grad)に
「面積7000平方メートルの、バルカン半島最大のローマ公衆浴場の跡があります。
ヨーロッパでは、ローマのカラカラ浴場、ディオクレツィアヌス浴場、
そしてドイツ・トリール市のトレヴィラ浴場に次ぐ、4番目の規模を誇ります。」
との記述があります。
(http://bulgariatravel.org/ja/object/92/Rimski_termi_Varnaのページにも紹介があります。)
私と同行者は約1800年前の遺跡を堪能しました。
市内ですし、1時間未満で見終えることができますので
ヴァルナに行くことがあったら、お勧めです。
とは言え・・・・ホテルに戻った後、同行者が、他の日本人選手に
「すばらしかった。ローマ時代の浴場跡として世界第4位」とここの話をすると、
すかさず「私は1位を見たことあるよ」と言ってきました。
1位と2位はローマに。日本からは、ヴァルナよりはるかに行きやすいローマにあります。
3位のトリール(トリーアと呼ぶのが一般的です。)の浴場跡は日本から行きやすいわけではないですが
世界遺産「トリーアのローマ遺跡群、聖ペテロ大聖堂、聖母聖堂」の一部です。
4位は4位なのでしょう。
さらに4位はあくまで「規模」の話であり、質では何番目なのか・・・。
たとえば「イングランド・バースのローマ浴場を知っている日本人」と
「ヴァルナのローマ浴場を知っている日本人」なら
前者が圧倒的に多いですよね。多分。。。
「ローマ時代の遺跡を見る」を目的にヨーロッパに行くなら、当然ヴァルナではなくローマです。
でもヴァルナに行ったついでに観光なら、ここは必見です。
それからヴァルナの良いところとして・・・・・
20人程度の団体と一緒になりましたが、他の観光客はそれだけ。
遺跡はそれなりの大きさがありまので、20人は気にならず、
ゆっくりと見ることが出来ました。
反面、管理状態はあまりよくないように感じました。
観光資源を有効活用してほしいとも感じました。
頑張れヴァルナ。頑張れブルガリア。
次に向かったのはヴァルナの市街から西に約20Km、ポビティー・カマニーです。
ヴァルナの市街を抜けた後は、延々、同じような風景が続きます。
で、唐突にそこだけに「ポビティー・カマニー/ストーン・フォレスト」が現れます。
Pobitite kamaniは「縦の石」という意味らしいですが、
他にディリクタシ奇岩群(Diliktash)、カメンナタ・ゴラという呼び方もあるようです。
ディリクタシと言う言葉の意味は判りません。カメンナタ・ゴラは岩石の森と言う意味らしいです。
英語での呼称は「Stone Forest」、タクシー運転手も私達には「Stone Forest」で通しています。
ここの情報も「ブルガリア・オフィシャル観光サイト」にあります。
http://bulgariatravel.org/ja/object/337/Dikilitash_Pobiti_kamyni
10/5は土曜日でしたが、私達が会った他の観光客は2組だけでした。
誰もいない奇岩のなかで、なんともいえない不思議な感覚でした。
観光資源としてのポテンシャルは「鬼押出し園」と同程度かと思います。
ですが「鬼押出し園」と決定的に違うのが、「だれも管理してないようにしか見えない」ところです。
道路際から入って、勝手に見て帰るだけです。
ここは「鬼押出し園」と同程度に、一見の価値があります。
言い換えると、一般の観光客であれば、わざわざ海外からそれ目当てに行くところではありません。
でも、「軽井沢に行って、1日、時間があるなら、鬼押出し園を見てきたら」と同程度に
「ヴァルナで1日、時間があるなら」お勧めです。
ここの地形がどのように出来たかは、
http://www.varna-bg.com/museums/pobitikamani/st_f_uk.html
に記述があります。
エフクシノグラド離宮に戻ります。ヴァルナ市街を通り抜け、再び黒海沿いに北上します。エフクシノグラド離宮はコンスタンティン・ヘレナの手前にあります。
観光は5~20名の団体での1時間半、ガイド付きで庭園と宮殿の中を廻ります。
私達はブルガリア人の中に飛び入りです。当然、ガイドさんは外人混入を想定していません。
一応、聞いてみます。「Do you speak English?」
笑いながら、Noと答えてきます。
ドイツ語を話せるかも聞いてみます。「Sprechen Sie Deutsch?」
黙って笑っています。
話しかけるのはやめることにしました。
庭園を10数人で廻ります。
時折、ガイドさんのブルガリア語(と思われるが確証なし)の説明があります。
一番後ろで邪魔にならないようにしています。
ここも事前に調べた範囲では、行きたいと思っていたところですが、
庭園はハウステンボスを間延びさせた感じです。
最近、水戸の偕楽園に行く機会がありましたが「庭園」は偕楽園の勝ち。
(って、こういう言い方は良くないかもしれませんが・・・・・)
宮殿は・・・氷川丸を思い出しました。
やはりヨーロッパ各地のメジャーな宮殿とは比較になりません。
ウィーン空港トランジットなら、「宮殿」の観光はウィーンをお勧めします。
でも2度と行かないところですから、とりあえずは他の団体さんと一緒に入ることが
できただけでもよかったです。
次に向かうのは、同じく微妙な観光スポット「ストーンフォレスト/ポビティ・カマニ」です。